エメラルドは、脆く・キズ(インクルージョン)が多い宝石なので、基本的にキズを目立たなくするために、エンハンスメント(無色オイルによる含浸処理)が施されています。以上の理由から水や衝撃に弱いので、管理が大変な宝石でもあります。
その中でも、ノンオイル(エンハンスメントが施されていないもの)や南米(コロンビア産)のものは高額査定が期待できます。特にバブル期に購入されたものは良質なものが多く、海外のバイヤーからも注目されており、高値で売買されています。
1. 産地
コロンビア産
量、質ともに一級のエメラルドが産出される鉱山として有名で、原石が6方柱形で産出される事が多いため、エメラルドカットにされる事が多いです。買取価格も一番高くなる産地です。
ザンビア産
原石が、丸みを帯びたものが多いのでオーバルカットにされる事が多いです。品質はコロンビア産に次ぐものと言われています。

2. 買取価格はどうやって決めるの?
実際査定に来られると、購入価格と比べて安いと思われるお客様が多いのが現状ですが、もともとジュエリーの販売価格には、販売店の人件費や技術料、広告費、製品が出来てから売れるまでの維持費等が含まれています。買取の際はそういった経費は考慮しませんので、このような差額が出てしまいます。
また、ブランドバッグ等と比べて、デザイン的な付加価値を多く見積もっているのも、買取価格との差額が大きくなっている要因となっています。
査定の方法は色、照り、キズ、プロポーションの4つの基準で行います。
色
基本的に緑が濃くなれば査定額は高くなります。
照り(輝き)
基本的に照り(輝き)があるほど査定額は高くなります。
キズ
基本的にキズ(インクルージョン)が少ないほど査定額は高くなります。
プロポーション
カットや、見た目のバランスなどを考慮して査定します。
鑑別書が無くても、専門的な知識を持った鑑定士が適切な査定額を算出します。
脇石のファッションダイヤ(メレダイヤ)や土台(金、プラチナ等)にもそれぞれお値段を付けさせていただき、ブランドジュエリーやデザイン性の高い商品にはプラスαの査定をいたしますので、お客様の大切なジュエリーの価値を最大限に引き出させていただきます。